センセ、絶好調!!   (小説です(^^ゞ)

家庭教師、してあげるぅ?
 木曜日といえば漢字テスト。
 本日ワコは3点でした〜〜〜
 『アン』の練習のあと、またもや資料室。すでに6時近い(-_-;)

「お疲れ〜〜 コーヒー? お茶?」
「紅茶。」
「ない。」
「えーーーっ!!」
「水!」
「えーーーっ!!」


 ちゃっかりセンセからチョコをもらったワコでした(^^♪







「毎週、毎週、よくも不合格ができるねえ。」
「漢字は苦手なんです。」
「英単語は?」
「ここまで苦手ではないです。」
「前世は中国の迫害されたお姫様かなんかで、もう二度と漢字なんてイヤ〜〜〜ってか?」
「矢部って前世とか信じてるの?」
「いやいや、別に。ただこんなに漢字が嫌いって子も珍しいでしょ。」
「違うよなあ、鎌田。お前がいつまでも勉強してこないのは、俺と一緒に勉強したいからだろ???」
「あ、そういうこと。ふーーん、俺、お邪魔虫かあ。じゃ、先に帰ろっと。手は出すなよ〜〜〜」
「我慢するぅ〜〜〜」

「ちょ、ちょっ、ちょっと・・・、本当に帰っちゃうの?」

「帰っちゃうよ、いばら姫ちゃん。また明日。」


 矢部先生はワコとセンセをおいて本当に帰ってしまった。







「いばら姫って・・・ 何?」
「きっとまだ寝てるって言いたいんだろ。」
「ワコ、寝てないよ?」
「そういう意味じゃなくて。」

 ・・・( ̄Д ̄;;



 なんとなく居心地が悪いではないか・・・









「べ、別に、センセと勉強したいわけじゃないよ???」
「だったら、少しは家で勉強したら? ほら、やるよ? なんだったらお前の家で教えてやろうか? 家庭教師。出来なかったら服を一枚ずつ脱がしちゃおう。」





 ( ̄∇ ̄*)ゞ




「バーーーカ。本当にからかいがいがあるわ。はじめるよ。」






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悪魔です
問題  ショウチョウ的な出来事      ( 小 長×




「意味、言ってみ?」

「小さくて長い、みたいな出来事。」

「具体的に?」


「・・・・・・(えっと・・・)あ、アリの行列っ!!」

「(-_-;) アリの行列的な出来事って、何?」

「もうじき雨がふるぞーー、みたいな。」

「あ、そうなの?アリが行列を作っていると、雨が降るの?」

「知らない(^^ゞ」



ミ☆☆☆☆☆彡
★(>_<)★




「えーーー、だって梅雨の頃によくアリの行列があって、」

「あって、何をしたの?」

「ペットボトルで水汲んできて、ジャーーっとか、砂糖を置いて列乱すとか。」

「アリからみたら悪魔に見えただろうね。」

 (^^ゞ







 にほんブログ村 恋愛ブログ 教師と生徒の恋愛へ 人気ブログランキングへ アリの行列雨近し、とは言いますね。

何様のつもり?
「象徴の『象』の字から。ぞーーおさん、ぞーーーおさん、くらいは覚えてくれ。」

「うん・・・、なんとか・・・」
「じゃあ、次の漢字を読んでみましょう。」


象形文字
印象



「ショウケイ文字 と インショウ。」

「えーーー? 今、『ゾウ』って教えたばっかりじゃん。もう一回読んでみ?」
「え・・・
いや、絶対に『ショウケイ文字』だってば。ワコ、歴史は好きなんだから。」

「じゃあ、こっちは?」

「イン・・・ゾウ???」









 プププッ(^。^)y-.。o○


「ひっかけたなっ(≧ヘ≦) !!」









「別にぃ〜〜〜 インゾウかあ。インドの象だよ、印象って書いて、意味はインドの象。漢字もあってるし、ぴったりじゃん。」







 (-_-)







「いじけるなよ。」
「先生って性格悪いですよねえ。」
「今頃気づいた?」






 ( ̄_ ̄|||)







「なんで素直に全部ゾウって読まないのよっ!」
「確か、日本に入ってきた時代が違うんだよ。ゾウってのが呉音だっけ。ショウが漢音だよ。漢音のほうが、平安時代に正式な発音にされたはずだから。」
「呉音って、魏呉蜀の『呉』?」
「おお、歴史、知ってるの?」
「うん、パパが『三国志』にはまってたことがある。」
「あ、そ・・・。呉音と呉の国はきっと関係あるんだと思うよ。」
「きっと???」
「俺、百科事典じゃないから。勉強したけど忘れた。」

「え〜〜〜。そういうのは調べて教えてくれるんじゃないのぉ〜? 先生なんだし。」
「いいよ、じゃ、これから一緒に俺ん家行こうよ。学生のときの本の、どっかに書いてあったと思うから、調べるの、手伝えよ。」
「え・・・(-_-)」
「ついでに俺ん家で他のことも教えてあげようか。あんなことや、こんなことや♪」
 センセはイヤらしい手つきをする。
 












「鎌田?」
「・・・すみません・・・迷惑なんですよね・・・」
「ん?」
「私がいつまでも出来なくて・・・さっきからイヤらしい・・・ことばっかり・・・」

「・・・・・・」

「ワコを嫌な目に合わせて、もう居残りになるな、みたいな・・・」

「もし・・・ああいう類のことを言って、
それが君がイヤで・・・
それで君が勉強するって言うんなら、
もっと言ってやるよ。
ああ、迷惑だよ?
何時だと思ってんの。
今日も家まで送らなきゃいけない。
何様のつもり?」


「家へは、自分で帰るし・・・」

「どうやって・・・」

「バスがある・・・」

「そう。だったら早く終わらせようか。」







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星の夜空の帰り道
「ありがとうございました。」 やっと終了。

「行こう。」

「え? 自分で帰ります。」

「ああ、行こう。」

「え・・・?」


 センセはワコより先に部屋を出た。

 もう教師すらほとんど残っていないんじゃないだろうか。シンと静まり返った校舎。

「ジュースかなんかなの?」

「飲みたい? いっぱい勉強したしな。」


 センセは昇降口でワコの靴を奪い取ると、教師用の玄関に持っていった。



 センセが先を歩く。バス停の近くの自販機でオレンジジュースを買ってくれた。いらないそぶりをしたら、プルトップを開けて強引に押し付けてきた。

「センセのじゃないの?」

「俺は今はいらない。早く飲めよ。バス、5分くらいで来る。」


 センセが時刻表を確認している。

 見送ってくれるのかなあ・・・




 飲み終わったらちょうどバスが来て、センセも一緒に乗り込んだっ!!!

 ワコに座らせて、自分は立っている。






 どうしてこんなことするの・・・

 ワコ、苦しいよぉ・・・

 辛いよぉ・・・

 自分の気持ちがおかしくなりそうだよ・・・

 ワコはあなたの特別になれたってことなの???

 それとも誰にでも優しいの???









 家まではバスで5分だけれど、その間が長いような、短いような・・・

 思ったとおりセンセはワコと一緒に降りて、ワコの家まで行く・・・

「早く歩けよ。」

 センセが立ち止まってくれる。

 でも横へは並べなくて、後ろに並んだ。

「たまにはバスもいいなあ。」

「・・・うん・・・」


「この間の星、分かる?」

「ん?」


 センセが空を指差した。

「あれが織姫、あっちが彦星。今日はあんまり見えないなあ。七夕の夜、2人は会えたのかなあ。」

「きっと会えたよ。」

「1年に1度か・・・ たった1日・・・・・・」



 センセか黙っちゃった・・・どうかした???


「お前、耐えれる?1年に1度。」

「ムリ、かな・・・」

「俺もムリだ。毎日顔見てー。毎日しゃべりてー。毎日触りてーーー、毎日、」



 と言ってワコを見た。



「こんな時間に女の子を1人で帰すだなんて、俺には出来ない。次の日顔を見るまで、無事に帰れたのかどうかを悩むなんて、イヤだ。だから、送ってやることとか、気にしないでほしい。自分のためにやっている。」

「・・・うん・・・」

「いやらしいことを言って、それでお前が勉強すると言うのなら、毎日言ってやるよ。俺は楽しくて仕方なかったんだ。でも、お前にはイヤなことだったんだよな。言われる方のお前の気持ち、全然考えなかった。ごめん。」

「・・・うん・・・」

「もう言わないから。でも、勉強はしろよ。居残りなんかならないほうが、俺は嬉しい。」



 虫の声

 風の音

 星のまたたき

 こんなところ、悪い人なんていないよ

 神隠しにはあうかもしれないけれど、誰かが悪さをしようだなんて、きっと思わないよ・・・








 もうすぐ家だ。

 センセの横に走り並んだ。


「先週、送ってもらったのが嬉しくって・・・

漢字テストの勉強はしないって思ったのは・・・

本当なの・・・

今度から、勉強する。


おやすみっ!!!」






 
 


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ミイラとミイラ取り
 うん・・・本当に勉強しよう・・・

 漢字テストが受かるようになるとは思わないけれど、それでももっと早く居残りは終わるはずだ。

 そしたらセンセと一緒にいられる時間が減ってしまうけれど、

 もうわざわざ送ってもらわなくってすむし、

 そうすれば、センセを想う時間も減るはずだ。








 おっと、コメついてる。


トン吉「んんん、『赤毛のアン』のアンってあんま美人じゃなかったよな。でも学校の劇だからやっぱり美人だからだよなあ。がんばれ〜。アンがアンだな。」

アン「トン吉さん、アンがアンです。ミイラがミイラ取り。」

ブラックペッパー「すごいですね、二つもやるんですね。是非見に行きたいな。」

アン「ブラックペッパーさん、見に来なくて結構です。」

ブラックペッパー(非公開)「ミイラ取りがミイラになる、ですよ。ミイラはミイラ取りを取りにはいけませんからね。」


 ゲッ・・・(-_-;)






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