昼ご飯は最近四人。ワコは弁当食べつつも漢字。フエーン。
「モンブランって何?」
「昨日、司馬先輩がお詫びに持ってきてくれた。」
「なるほど。腐ったモンブランかあ。おいしかった?」と須田。
「おいしかったよッ!」
「ねえ、ワコと先生って最近漫才しているみたいだよねえ。かなり笑えるよ。前は怖かったけれど。この間の放課後も残っていた子が笑わないのに苦労したって言ってたよ。」
この間の放課後?
そういえば漢字の居残りの時、他のクラスの女の子が一人いたっけ。
「七組の子で、用事があって遅れていったら、もう数人しかいなくって、心細い思いをしていたら、ワコと先生が漫才始めたって。」
この間?
司馬に襲われた日、じゃないな。その前か?
「カンニング容疑をかけられただけだよ。」
「おもしろかったって。」
見世物じゃないわい。
六時間目のホームルーム。
「学校祭の説明会に昼休みに行ってきたんですけれど・・・」
クラス委員の秋山さんの歯切れが悪い。
「実は、昨日トラブった2年8組から学校祭の出し物を、演劇で一緒にやりたいって打診が来ていて。」
「えーー?」
「演劇?」
「2−8?」
喧々諤々。
いつの間にか教室には、2年8組から趣旨説明にきている司馬先輩と伊藤先輩とその他男子2人。
「昨日は大変ご迷惑をかけてしまいました。特にケガまでさせてしまった鎌田さんには、大変申し訳なく思っています。でもこれを機会にかえって友好を深められればと思います。2年8組は女子が6人だけなので、演劇をやろうにも演目が限られてしまい・・・」
委員長らしき人はしっかりしているらしい。司馬はと言えば、隣でボケッとしている。それでいいのか、司馬先輩・・・
「どんな演目を考えているんですか?」と1年男子。
「合同でやっていただけるのなら、ご一緒に考えましょう。」
伊藤先輩がニコリ。
「さーんせーい!!!」 黒い声がとどろいた。
お前らの目的は伊藤先輩だけだろ!
伊藤先輩は普段からお嬢様モードかもし出しているけれど、話しだすともうそこだけ花園になるもの。男子の雄叫びは女子のシェルに通ずるものがあるな。
「これから決を採りますから、戻ってお待ちください。10分ほどで回答をお持ちします。」と佐藤君。委員長というのはしっかりしている人のことを言う。2年8組のメンバーは戻っていった。
「で、採決、取っていい?何か意見ある?」
「このクラスって『赤毛のアン』なんじゃなかったの?」
ゲッ!村山君だ。なんということを言う!
「アンとギルバートがいるもんねえ〜」
横山君だ。この間の恨みかよ。
「何の話?」
担任が首を突っ込んできたからみんなで先日の話を事細かに説明した。寸劇まで交じってる。仲がいいクラスだよなあ。
「へーえ、アンとギルバートか。」
担任は面白そうにワコと広瀬と横山君を見た。
やめてくれ(>_<)
「ギルバートは広瀬だよ。俺、広瀬に殺されるから。」
横山君は心底懲りたらしい。クラスの何人かがニヤリとワコを見た。
ハアァ
「2年8組の男子って、このクラスの女子が目当てなんじゃないの?1年の綺麗どころって全部このクラスに集められたんじゃないかって話も聞いたことがあるし。」
「そんなことはないよ。」と担任。
「でもさあ、目当てって女子だよねえ。」
「だろうね。どうする?」と男子。
「特に文句がないなら承諾したほうがいいと思うよ。わざわざ2年生を敵に回したくはないでしょ。」と秋山さん。
「それは言えてるよね。」
結局合同でということになって、委員の佐藤君と秋山さんが行くことになったんだけれど「鎌田さん、一緒に行ってくれない?向うは四人で来たし、2人で行くのって嫌だよ。」
ええーーーー(>_<)
「そうだねえ、クラスで向こうと話し合う代表が必要だろうしねえ。後2人選ぶ?」
「そうだね。じゃあ、立候補と推薦で。」
「鎌田。」と早速名前をあげられた。
「だよな。伊藤っていう人と親しいようだし、司馬先輩とも知り合いだし。一言もう大丈夫だと言ってこいよ。」
まあ仕方ないか。
「俺、やる。」
広瀬だ。クラスの一部がヒューヒューだって。
ハアァ(−−〆)
4人で階段を降りる。2年8組をノックして、委員長が合同でお願いしたいと話しをした。
「ほら、鎌田。」と佐藤君。
「昨日はご心配をおかけしました。もう大丈夫です。どうもご迷惑をおかけしました。」
司馬先輩を見て頭を下げた。司馬先輩が片手をあげて応える。周りがヒューヒューとざわめいた。
「いいねえ、こういうの。青春でございますう。」
男子がざわめいている。声が、低い、黒い・・・
「本当にすまなかったね。」
2−8の担任だ。あまり見たことない人。化学の先生だって。
「じゃあ、早速今日の放課後、話し合いをしよう。これから何曜日に会合持つかとか。」
向うの委員長だった。
めんどくさ・・・(-.-)
「モンブランって何?」
「昨日、司馬先輩がお詫びに持ってきてくれた。」
「なるほど。腐ったモンブランかあ。おいしかった?」と須田。
「おいしかったよッ!」
「ねえ、ワコと先生って最近漫才しているみたいだよねえ。かなり笑えるよ。前は怖かったけれど。この間の放課後も残っていた子が笑わないのに苦労したって言ってたよ。」
この間の放課後?
そういえば漢字の居残りの時、他のクラスの女の子が一人いたっけ。
「七組の子で、用事があって遅れていったら、もう数人しかいなくって、心細い思いをしていたら、ワコと先生が漫才始めたって。」
この間?
司馬に襲われた日、じゃないな。その前か?
「カンニング容疑をかけられただけだよ。」
「おもしろかったって。」
見世物じゃないわい。
六時間目のホームルーム。
「学校祭の説明会に昼休みに行ってきたんですけれど・・・」
クラス委員の秋山さんの歯切れが悪い。
「実は、昨日トラブった2年8組から学校祭の出し物を、演劇で一緒にやりたいって打診が来ていて。」
「えーー?」
「演劇?」
「2−8?」
喧々諤々。
いつの間にか教室には、2年8組から趣旨説明にきている司馬先輩と伊藤先輩とその他男子2人。
「昨日は大変ご迷惑をかけてしまいました。特にケガまでさせてしまった鎌田さんには、大変申し訳なく思っています。でもこれを機会にかえって友好を深められればと思います。2年8組は女子が6人だけなので、演劇をやろうにも演目が限られてしまい・・・」
委員長らしき人はしっかりしているらしい。司馬はと言えば、隣でボケッとしている。それでいいのか、司馬先輩・・・
「どんな演目を考えているんですか?」と1年男子。
「合同でやっていただけるのなら、ご一緒に考えましょう。」
伊藤先輩がニコリ。
「さーんせーい!!!」 黒い声がとどろいた。
お前らの目的は伊藤先輩だけだろ!
伊藤先輩は普段からお嬢様モードかもし出しているけれど、話しだすともうそこだけ花園になるもの。男子の雄叫びは女子のシェルに通ずるものがあるな。
「これから決を採りますから、戻ってお待ちください。10分ほどで回答をお持ちします。」と佐藤君。委員長というのはしっかりしている人のことを言う。2年8組のメンバーは戻っていった。
「で、採決、取っていい?何か意見ある?」
「このクラスって『赤毛のアン』なんじゃなかったの?」
ゲッ!村山君だ。なんということを言う!
「アンとギルバートがいるもんねえ〜」
横山君だ。この間の恨みかよ。
「何の話?」
担任が首を突っ込んできたからみんなで先日の話を事細かに説明した。寸劇まで交じってる。仲がいいクラスだよなあ。
「へーえ、アンとギルバートか。」
担任は面白そうにワコと広瀬と横山君を見た。
やめてくれ(>_<)
「ギルバートは広瀬だよ。俺、広瀬に殺されるから。」
横山君は心底懲りたらしい。クラスの何人かがニヤリとワコを見た。
ハアァ
「2年8組の男子って、このクラスの女子が目当てなんじゃないの?1年の綺麗どころって全部このクラスに集められたんじゃないかって話も聞いたことがあるし。」
「そんなことはないよ。」と担任。
「でもさあ、目当てって女子だよねえ。」
「だろうね。どうする?」と男子。
「特に文句がないなら承諾したほうがいいと思うよ。わざわざ2年生を敵に回したくはないでしょ。」と秋山さん。
「それは言えてるよね。」
結局合同でということになって、委員の佐藤君と秋山さんが行くことになったんだけれど「鎌田さん、一緒に行ってくれない?向うは四人で来たし、2人で行くのって嫌だよ。」
ええーーーー(>_<)
「そうだねえ、クラスで向こうと話し合う代表が必要だろうしねえ。後2人選ぶ?」
「そうだね。じゃあ、立候補と推薦で。」
「鎌田。」と早速名前をあげられた。
「だよな。伊藤っていう人と親しいようだし、司馬先輩とも知り合いだし。一言もう大丈夫だと言ってこいよ。」
まあ仕方ないか。
「俺、やる。」
広瀬だ。クラスの一部がヒューヒューだって。
ハアァ(−−〆)
4人で階段を降りる。2年8組をノックして、委員長が合同でお願いしたいと話しをした。
「ほら、鎌田。」と佐藤君。
「昨日はご心配をおかけしました。もう大丈夫です。どうもご迷惑をおかけしました。」
司馬先輩を見て頭を下げた。司馬先輩が片手をあげて応える。周りがヒューヒューとざわめいた。
「いいねえ、こういうの。青春でございますう。」
男子がざわめいている。声が、低い、黒い・・・
「本当にすまなかったね。」
2−8の担任だ。あまり見たことない人。化学の先生だって。
「じゃあ、早速今日の放課後、話し合いをしよう。これから何曜日に会合持つかとか。」
向うの委員長だった。
めんどくさ・・・(-.-)
放課後、シェルが再テストに来たとき、慌てて事情を説明した。
「後で必ずやるから。」
「はいはい。やるからじゃなくって、やりますからって言って。」
「やりますから(>_<)」
案外すんなり許してくれた。
2−8の教室。
自己紹介をした後、早速日程調整。
「じゃあ、みんなが空いてるのって木曜じゃん」
え・・・(^^ゞ
「鎌田さん、木曜、なんなの?」
「・・・漢字テストの居残り・・・」
「それって毎週?」
みんなが首をかしげる。
「私の場合は、毎週・・・」
「受かればいいじゃん?」
受かればね(>_<)
で、なるべく受かれ、と命令され・・・(絶対ムリですけど)
「演目なんだけれど、2−8で一番有力視されているのが『ロミオとジュリエット』。1−8で考えをまとめてくれる?」
マジ・・・『ロミオとジュリエット』なら女子は6人だけでできるだろうに・・・
「君がジュリエットやったら、僕がロミオをやる。」
不敵な顔で司馬先輩がワコを見ている。
「ご、ご冗談を・・・」
「あ、1年は『赤毛のアン』です。台本もありますし、中学の時、俺とこいつでアンとギルバートをやりましたから。」
「あ、えっと、もっと何か、新しいものとか!」
広瀬、余計なことは言うなっ!!
「後で必ずやるから。」
「はいはい。やるからじゃなくって、やりますからって言って。」
「やりますから(>_<)」
案外すんなり許してくれた。
2−8の教室。
自己紹介をした後、早速日程調整。
「じゃあ、みんなが空いてるのって木曜じゃん」
え・・・(^^ゞ
「鎌田さん、木曜、なんなの?」
「・・・漢字テストの居残り・・・」
「それって毎週?」
みんなが首をかしげる。
「私の場合は、毎週・・・」
「受かればいいじゃん?」
受かればね(>_<)
で、なるべく受かれ、と命令され・・・(絶対ムリですけど)
「演目なんだけれど、2−8で一番有力視されているのが『ロミオとジュリエット』。1−8で考えをまとめてくれる?」
マジ・・・『ロミオとジュリエット』なら女子は6人だけでできるだろうに・・・
「君がジュリエットやったら、僕がロミオをやる。」
不敵な顔で司馬先輩がワコを見ている。
「ご、ご冗談を・・・」
「あ、1年は『赤毛のアン』です。台本もありますし、中学の時、俺とこいつでアンとギルバートをやりましたから。」
「あ、えっと、もっと何か、新しいものとか!」
広瀬、余計なことは言うなっ!!
その日の話し合いはそれで終了。
慌てて教室に引き返す。
早く漢字やらないと、6時になっても帰れないぞ。
ゲ、残ってるのはもう二人だけじゃん・・・ひぇぇぇぇっ!!
「おい、ワコ、嫌なら今そう言えよ!
あの獣とジュリエット?
今度こそ逃げられないぞ。」
おいおい、シェルも居残り二人もしっかり聞いてるぞっ!!
「何?」
あまりの広瀬の剣幕に秋山さんがワコに問いただす顔だ。
居残り二人と先生の方が戸惑っている。
「これだけ女子がいるのに、私がジュリエットをやる可能性はないよ。主役は2年生だろうし。」
「多分そうだろうねえ。」と秋山さん。
「それに演劇部の子もいるし。」
「甘いと思うけどね。司馬だぞ。どれだけ強引で無茶苦茶な性格なのか知って言っているのか?相手があの人じゃ、俺じゃ無理。」
「いやいや、本当に私がジュリエットだなんてありえないって。千尋や千歳は演劇部なんだしさ。」
「お前の場合、例えば乳母とかの配役になっても、それでも出来るのかって言ってんだっ!何を言いたいかは分かるだろう!」
分かりますよ!
広瀬と睨めっこだ。
言うなよ、絶対言うなよ!
念力を送る、って送れるわけないか( ̄、 ̄;)
「もう守ってやんないからな!」
慌てて教室に引き返す。
早く漢字やらないと、6時になっても帰れないぞ。
ゲ、残ってるのはもう二人だけじゃん・・・ひぇぇぇぇっ!!
「おい、ワコ、嫌なら今そう言えよ!
あの獣とジュリエット?
今度こそ逃げられないぞ。」
おいおい、シェルも居残り二人もしっかり聞いてるぞっ!!
「何?」
あまりの広瀬の剣幕に秋山さんがワコに問いただす顔だ。
居残り二人と先生の方が戸惑っている。
「これだけ女子がいるのに、私がジュリエットをやる可能性はないよ。主役は2年生だろうし。」
「多分そうだろうねえ。」と秋山さん。
「それに演劇部の子もいるし。」
「甘いと思うけどね。司馬だぞ。どれだけ強引で無茶苦茶な性格なのか知って言っているのか?相手があの人じゃ、俺じゃ無理。」
「いやいや、本当に私がジュリエットだなんてありえないって。千尋や千歳は演劇部なんだしさ。」
「お前の場合、例えば乳母とかの配役になっても、それでも出来るのかって言ってんだっ!何を言いたいかは分かるだろう!」
分かりますよ!
広瀬と睨めっこだ。
言うなよ、絶対言うなよ!
念力を送る、って送れるわけないか( ̄、 ̄;)
「もう守ってやんないからな!」
「もう、守ってやんないっ!!
自分だけいい子ぶるのもいい加減にしろよ。
何かあるたびに巻き込まれたこっちの身にもなってくれ。
去年どんだけヒヤヒヤさせられたと思ってんだ!」
「頼んで巻き込まれてもらったわけじゃないじゃん!」
「・・・本気で・・・言ってんのか。」
搾り出した声。
「そりゃ、感謝はしてるけど・・・」
感謝はしている。でもね・・・
「先に言っておく。もう助けてやらない!」
「分かってる!」
涙目になって広瀬を睨みつけることしかできなかった。
「だから、今、嫌だって言えよッ!俺は知らないからなッ!後で泣いたって遅いんだぞ。」
「私がジュリエットをやるって決まったわけじゃない!」
「このメンバーになっているっていうことは、配役に当たる可能性は高いんだぞッ。お前は部活もやっていないッ。」
「お前ですって・・・?
一体何様のつもりよっ、
上から目線はやめてっ!!
ここは深山よ、百瀬じゃないわっ。
王子様?お坊ちゃま?冗談じゃないっ!!
せっかく百瀬から解放されると思っていたのに
またあなたと同じクラスで、
毎朝しつこいくらいに挨拶してきて、
あなたを見るたび思い出すのっ!!
こっちの気持ちも考えてよねっ!!」
広瀬が静かに出て行った。
自分だけいい子ぶるのもいい加減にしろよ。
何かあるたびに巻き込まれたこっちの身にもなってくれ。
去年どんだけヒヤヒヤさせられたと思ってんだ!」
「頼んで巻き込まれてもらったわけじゃないじゃん!」
「・・・本気で・・・言ってんのか。」
搾り出した声。
「そりゃ、感謝はしてるけど・・・」
感謝はしている。でもね・・・
「先に言っておく。もう助けてやらない!」
「分かってる!」
涙目になって広瀬を睨みつけることしかできなかった。
「だから、今、嫌だって言えよッ!俺は知らないからなッ!後で泣いたって遅いんだぞ。」
「私がジュリエットをやるって決まったわけじゃない!」
「このメンバーになっているっていうことは、配役に当たる可能性は高いんだぞッ。お前は部活もやっていないッ。」
「お前ですって・・・?
一体何様のつもりよっ、
上から目線はやめてっ!!
ここは深山よ、百瀬じゃないわっ。
王子様?お坊ちゃま?冗談じゃないっ!!
せっかく百瀬から解放されると思っていたのに
またあなたと同じクラスで、
毎朝しつこいくらいに挨拶してきて、
あなたを見るたび思い出すのっ!!
こっちの気持ちも考えてよねっ!!」
広瀬が静かに出て行った。
「あ、えーっと、別に・・・『ロミオ』じゃなくたって全然いいわけだし・・・。
『アン』だっていいわけだし・・・。君たち経験者だって言うし・・・。」と佐藤君。
「広瀬とやる気なんて全っ然ないっ!!!
あなたたちこそ
私と広瀬をくっつけようとするのは
いい加減止めてっ!!!」
「鎌田さん、ごめんね、あなたが嫌がっているのは気付いていたのよ、
でもついつい面白がってしまった。
気をつけるわ。ごめんね。」
秋山さん・・・
「でもね、さっきのは言いすぎだよ。
フォローはしてみるけど。
彼はあなたのことが心配で仕方ないのよ。
明日、謝ったほうがいいわよ。
じゃ、さよなら。」
広瀬を追っていく?
「あ、俺も帰ろっと。」
佐藤も出て行く。
「鎌田・・・、
広瀬さ、お前の話ばっか。
過去になんかあったんだろうとは思う。
でもさ、やっとお前が広瀬に打ち解けて
挨拶に応え始めてさ、お昼も一緒に食べて、
うまくいったらいいなって、クラスのみんな思ってる。
それだけ。あ、俺も『お前』って言っちゃった、ごめん。」
『アン』だっていいわけだし・・・。君たち経験者だって言うし・・・。」と佐藤君。
「広瀬とやる気なんて全っ然ないっ!!!
あなたたちこそ
私と広瀬をくっつけようとするのは
いい加減止めてっ!!!」
「鎌田さん、ごめんね、あなたが嫌がっているのは気付いていたのよ、
でもついつい面白がってしまった。
気をつけるわ。ごめんね。」
秋山さん・・・
「でもね、さっきのは言いすぎだよ。
フォローはしてみるけど。
彼はあなたのことが心配で仕方ないのよ。
明日、謝ったほうがいいわよ。
じゃ、さよなら。」
広瀬を追っていく?
「あ、俺も帰ろっと。」
佐藤も出て行く。
「鎌田・・・、
広瀬さ、お前の話ばっか。
過去になんかあったんだろうとは思う。
でもさ、やっとお前が広瀬に打ち解けて
挨拶に応え始めてさ、お昼も一緒に食べて、
うまくいったらいいなって、クラスのみんな思ってる。
それだけ。あ、俺も『お前』って言っちゃった、ごめん。」
みんな出て行った・・・
みんな・・・
みんな、ワコおいて、行っちゃった・・・
「鎌田・・・」
「ああ、漢字、やんないと・・・」
先生が肩に手を優しくおいたから、
「泣いていいよ。」
見上げたら微笑んでいてくれたから・・・
「我慢するのはよくないよ。おならといっしょ(*^_^*)」
みんな・・・
みんな、ワコおいて、行っちゃった・・・
「鎌田・・・」
「ああ、漢字、やんないと・・・」
先生が肩に手を優しくおいたから、
「泣いていいよ。」
見上げたら微笑んでいてくれたから・・・
「我慢するのはよくないよ。おならといっしょ(*^_^*)」
泣かせていただきました
センセの胸で・・・
泣かせていただきました
おいおいと・・・
優しく撫でてくれました
背中を・・・
優しく撫でてくれました
頭を・・・
頭を撫でてくれた時
センセを
顔を見てしまいました・・・
とっても優しい顔だったのです・・・
だからもっと泣いてしまって・・・
センセ、ごめん・・・
気付いていた。
秋山さんも佐藤君も、シェルにフォローよろしく、と合図を送って帰っていった。
高校にもなって、みんな先生のこときちんと信頼している。
パラダイスみたいな高校なんだろうな、
いいや違う、それだけみんながシェルのことを認めている証拠だ。
「俺、部屋へ戻りたいから、一緒に行こうよ。
先週の様子だと、漢字、時間がかかるんでしょ?
一人で教室に残る気は、もうないでしょ?」
気づけば居残りはワコだけだった。荷物をまとめた。
「もうワコだけ?」
「君が泣く前に慌てて合格にして帰したよ。」
「ごめん、なさい。」
「明日大変だぞ〜〜〜、
今ごろもうメールが行き交ってるね。
ねえねえねえ、今すっごいケンカ見ちゃった。
八組の鎌田さんと広瀬君。」
だろうな。
「何があったの?」
「・・・色々・・・」
センセの胸で・・・
泣かせていただきました
おいおいと・・・
優しく撫でてくれました
背中を・・・
優しく撫でてくれました
頭を・・・
頭を撫でてくれた時
センセを
顔を見てしまいました・・・
とっても優しい顔だったのです・・・
だからもっと泣いてしまって・・・
センセ、ごめん・・・
気付いていた。
秋山さんも佐藤君も、シェルにフォローよろしく、と合図を送って帰っていった。
高校にもなって、みんな先生のこときちんと信頼している。
パラダイスみたいな高校なんだろうな、
いいや違う、それだけみんながシェルのことを認めている証拠だ。
「俺、部屋へ戻りたいから、一緒に行こうよ。
先週の様子だと、漢字、時間がかかるんでしょ?
一人で教室に残る気は、もうないでしょ?」
気づけば居残りはワコだけだった。荷物をまとめた。
「もうワコだけ?」
「君が泣く前に慌てて合格にして帰したよ。」
「ごめん、なさい。」
「明日大変だぞ〜〜〜、
今ごろもうメールが行き交ってるね。
ねえねえねえ、今すっごいケンカ見ちゃった。
八組の鎌田さんと広瀬君。」
だろうな。
「何があったの?」
「・・・色々・・・」
とりあえず2年8組との演劇の話をした。
「ふーん、2−8かあ。2−8の連中、何考えてんだろ。」
「さあ。」
「それでお前がジュリエットをやるとまずいわけ?
あ、お前って言うと気に障るんだっけ。」
「別にいいですよ、先生なんだし。」
「そお?教師の特権?」
ふざける先生に、やっと少し笑顔になれた。
でも、
「ジュリエットが・・・問題なの?」
探るような目。教師っていうより友達みたいな顔してる。知りたいんだよね。
泣かせてもらった以上ねある程度の情報は渡すべきなのかな。
「先生、誰にも言わないよね。」
「うん、言ってほしくないなら言わないよ?」
「なら、誰にも言わないで。
去年、『ロミオとジュリエット』のジュリエット役だったの。
練習の時にロミオ役の子に本当にキスされそうになった。
それを阻止してくれたのが広瀬。
バカみたいに飛んできてくれて、本番の前日で、あんまりボコボコにしちゃったから、
ロミオ役は急遽広瀬になったわ。」
「へーーえ。広瀬、頑張ってたんだね。」
「バカみたいに・・・私なんかのために・・・」
「惚れた男の弱みだね。」
「・・・あいつは私をからかっているだけですよ。」
「そう?」先生はなんとも言えない顔をした。
惚れた男ですか・・・(-.-)
「ふーん、2−8かあ。2−8の連中、何考えてんだろ。」
「さあ。」
「それでお前がジュリエットをやるとまずいわけ?
あ、お前って言うと気に障るんだっけ。」
「別にいいですよ、先生なんだし。」
「そお?教師の特権?」
ふざける先生に、やっと少し笑顔になれた。
でも、
「ジュリエットが・・・問題なの?」
探るような目。教師っていうより友達みたいな顔してる。知りたいんだよね。
泣かせてもらった以上ねある程度の情報は渡すべきなのかな。
「先生、誰にも言わないよね。」
「うん、言ってほしくないなら言わないよ?」
「なら、誰にも言わないで。
去年、『ロミオとジュリエット』のジュリエット役だったの。
練習の時にロミオ役の子に本当にキスされそうになった。
それを阻止してくれたのが広瀬。
バカみたいに飛んできてくれて、本番の前日で、あんまりボコボコにしちゃったから、
ロミオ役は急遽広瀬になったわ。」
「へーーえ。広瀬、頑張ってたんだね。」
「バカみたいに・・・私なんかのために・・・」
「惚れた男の弱みだね。」
「・・・あいつは私をからかっているだけですよ。」
「そう?」先生はなんとも言えない顔をした。
惚れた男ですか・・・(-.-)
「で、もし君が今回もジュリエットになっちゃったらどうするの?」
「もし本当にワコにジュリエットなんて回ってきたら、泣いて喚いてその話をぶっ潰します。」
「頼もしい。
でもそれだったら最初っから別の演目を推していったほうがいいんじゃない?
『赤毛のアン』の話も出ているの?」
「先生が『アン』なんて言うから・・・」
「あの時君がお下げなんかしていたから、つい(^^ゞ」
センセの顔はとっても優しかった。
「ねえ、その・・・謝ったほうがいいよね。」
「何を?」
「広瀬くん・・・」
「ほっとけば?」
「へ?」
「あれだけ惚れてるんだ。向こうから何か言ってくるよ。」
「でも秋山さんは言いすぎだって。
それに広瀬君はワコのことをからかっているだけで、ワコのこと好きなわけじゃないよ。」
先生は何ともいえない顔をした。
「謝りたいなら謝ればいい。」
先生、怒った???
「もし本当にワコにジュリエットなんて回ってきたら、泣いて喚いてその話をぶっ潰します。」
「頼もしい。
でもそれだったら最初っから別の演目を推していったほうがいいんじゃない?
『赤毛のアン』の話も出ているの?」
「先生が『アン』なんて言うから・・・」
「あの時君がお下げなんかしていたから、つい(^^ゞ」
センセの顔はとっても優しかった。
「ねえ、その・・・謝ったほうがいいよね。」
「何を?」
「広瀬くん・・・」
「ほっとけば?」
「へ?」
「あれだけ惚れてるんだ。向こうから何か言ってくるよ。」
「でも秋山さんは言いすぎだって。
それに広瀬君はワコのことをからかっているだけで、ワコのこと好きなわけじゃないよ。」
先生は何ともいえない顔をした。
「謝りたいなら謝ればいい。」
先生、怒った???
「あのさ・・・」
「なんですか?」
やっぱり怒ってるような気がする
「あの・・・ワコなんかのどこがいいのかな。」
「・・・広瀬からの好意のことを言ってる?
それだったら君はたった今、広瀬はからかっているだけだと言ったよ。
良いも悪いもないだろ。」
先生、不機嫌。何で怒ったの???
「なんて言えば満足するの?」
「へ?」
「恋や愛なんて理屈じゃない。
理由は知りたいなら本人に聞いてごらん。
もっとも本人も分からないと思うよ。」
「・・・・・・」
「気が済んだら漢字いいですかねえ。」
「え、やるの?」
「もちろんやりますよ。」
「いや、もう遅いし、家でやってきます。」
「家じゃやらないんでしょ?」
「いや、でも、帰らないと・・・」
「家には電話しましょう。」
「(゜-゜)いや、いやいやいや、本当、家で絶対やってきます。遅くなったらやばいし。」
「何がやばいの?」
「門限6時なの。」
「いいご両親だね。」
「今時ありえない。」
「でも物騒な世の中なんだし。」
「そう、だから、帰らないと。」
「帰りなら送って差し上げますよ。」
(゜-゜)
先生は本当にワコに携帯を差し出して、家にかけろと言うわけで。
コールしているのを確認してセンセに渡した。
「もしもし、深山高校の国語科の甲斐と申します。
いえいえ、とんでもございません。
あの、お嬢さんなんですが、テストの結果があまりよくありませんので、」
「遅くなるっ!!」
「必ず送り届けますッ!!」
電話を奪って即切った。
「バカッ、お母さんが心配するだろっ!!」
ったくっ!!
「そんな泣きはらした顔で帰ったら、お母さん心配するでしょ。テスト悪くて雷落ちたとでも誤魔化せ。」
優しさだった・・・???
「なんですか?」
やっぱり怒ってるような気がする
「あの・・・ワコなんかのどこがいいのかな。」
「・・・広瀬からの好意のことを言ってる?
それだったら君はたった今、広瀬はからかっているだけだと言ったよ。
良いも悪いもないだろ。」
先生、不機嫌。何で怒ったの???
「なんて言えば満足するの?」
「へ?」
「恋や愛なんて理屈じゃない。
理由は知りたいなら本人に聞いてごらん。
もっとも本人も分からないと思うよ。」
「・・・・・・」
「気が済んだら漢字いいですかねえ。」
「え、やるの?」
「もちろんやりますよ。」
「いや、もう遅いし、家でやってきます。」
「家じゃやらないんでしょ?」
「いや、でも、帰らないと・・・」
「家には電話しましょう。」
「(゜-゜)いや、いやいやいや、本当、家で絶対やってきます。遅くなったらやばいし。」
「何がやばいの?」
「門限6時なの。」
「いいご両親だね。」
「今時ありえない。」
「でも物騒な世の中なんだし。」
「そう、だから、帰らないと。」
「帰りなら送って差し上げますよ。」
(゜-゜)
先生は本当にワコに携帯を差し出して、家にかけろと言うわけで。
コールしているのを確認してセンセに渡した。
「もしもし、深山高校の国語科の甲斐と申します。
いえいえ、とんでもございません。
あの、お嬢さんなんですが、テストの結果があまりよくありませんので、」
「遅くなるっ!!」
「必ず送り届けますッ!!」
電話を奪って即切った。
「バカッ、お母さんが心配するだろっ!!」
ったくっ!!
「そんな泣きはらした顔で帰ったら、お母さん心配するでしょ。テスト悪くて雷落ちたとでも誤魔化せ。」
優しさだった・・・???
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