「アン、おはよ。」
フンッ!!
女の子はトイレに行くと長い。
髪の毛直したりお化粧?直したり。
「それにしてもワコ、広瀬君の挨拶を徹底的に無視してるでしょ。
一部の女子から反感買ってるの、知ってる?」
と友達になった北村祥子。
「知らな〜〜〜い。」 当然知ってるけど( ̄。 ̄)
「同じ中学だったんでしょ?
何があったか知らないけど、挨拶くらいしたほうがいいよ。」
「そお( ̄。 ̄)?」
「広瀬君、しつこいもんね。無視してるのに毎朝だと、イヤになる気持ちも分かるよ。」
と、こちらも友達になった春日千歳。
そういう私は鎌田和子、よろしく(*^_^*)
「でも広瀬は格好いいから人気あるんだよ。わざわざ自分から災いの種になるようなこと、やめなよ。それに広瀬君、なんだかかわいそうだよ。」
と再度祥子。
「いいじゃん、その広瀬がいいっていう子たちと仲良くすればいいんだもん。」
「まあ、そうなんだけれど。ワコって結構頑固?」
え(^^ゞ?
「ねえ、アンちゃんって『赤毛のアン』から?」
と同じく新友の野口千尋さん。
「え? なんで『アン』ってあだ名、知ってるの?」
「今朝広瀬君があんたのことアンって呼んだでしょ?」
くそ広瀬っ!!
「ん? うん・・・、学園祭でやったの。それでアンかワコで呼ばれていた。」
「私もだよ。よくハイジって呼ばれてた。」
ハイジかあ。
わーい、わーい、クララが立ったーーーってあれか。
「ハイジとアンか。千歳と祥子は?」
「そういうのはやったことないよ。でもアニーがいいな。ミュージカルの『アニー』、好きなんだ。一度舞台を見たことあって。」と千歳
「えーーー、私も見たことあるよ、東京まで見に行った。ねえねえ、一緒に演劇部に入ろうよ。私、ミュージカルやりたいなって思ってるの。」
「えーーー!」
「すごーーーい」
「ほんとーーー?」
女の子独特のノリ
「部活、入るの?」
「うん、バレー部。」と祥子。
千尋と千歳はミュージカルの話題で盛り上がっている。
キーンコーンカーーンコーーーン・・・
ついに本鈴がなったけれど誰も慌てない。
ふーん、そういうもんなのか。
ワコのいた中学は厳しいとは聞いていたけれど本当だったんだ。
「祥子はなんてあだ名だったの?」
「さっちゃんくらいかな。特にそういうのはないよ。」
「えー、もったいないよ。何かあだ名を考えようよ。」
「あだ名って考えるもんじゃないよ。ねえ、ワコの髪、きっと綺麗なんでしょ?今度下ろしてきてよ。」
お団子でまとめてある髪を突かれた。
「遅刻っ!!」
げっ( ̄Д ̄;!!
フンッ!!
女の子はトイレに行くと長い。
髪の毛直したりお化粧?直したり。
「それにしてもワコ、広瀬君の挨拶を徹底的に無視してるでしょ。
一部の女子から反感買ってるの、知ってる?」
と友達になった北村祥子。
「知らな〜〜〜い。」 当然知ってるけど( ̄。 ̄)
「同じ中学だったんでしょ?
何があったか知らないけど、挨拶くらいしたほうがいいよ。」
「そお( ̄。 ̄)?」
「広瀬君、しつこいもんね。無視してるのに毎朝だと、イヤになる気持ちも分かるよ。」
と、こちらも友達になった春日千歳。
そういう私は鎌田和子、よろしく(*^_^*)
「でも広瀬は格好いいから人気あるんだよ。わざわざ自分から災いの種になるようなこと、やめなよ。それに広瀬君、なんだかかわいそうだよ。」
と再度祥子。
「いいじゃん、その広瀬がいいっていう子たちと仲良くすればいいんだもん。」
「まあ、そうなんだけれど。ワコって結構頑固?」
え(^^ゞ?
「ねえ、アンちゃんって『赤毛のアン』から?」
と同じく新友の野口千尋さん。
「え? なんで『アン』ってあだ名、知ってるの?」
「今朝広瀬君があんたのことアンって呼んだでしょ?」
くそ広瀬っ!!
「ん? うん・・・、学園祭でやったの。それでアンかワコで呼ばれていた。」
「私もだよ。よくハイジって呼ばれてた。」
ハイジかあ。
わーい、わーい、クララが立ったーーーってあれか。
「ハイジとアンか。千歳と祥子は?」
「そういうのはやったことないよ。でもアニーがいいな。ミュージカルの『アニー』、好きなんだ。一度舞台を見たことあって。」と千歳
「えーーー、私も見たことあるよ、東京まで見に行った。ねえねえ、一緒に演劇部に入ろうよ。私、ミュージカルやりたいなって思ってるの。」
「えーーー!」
「すごーーーい」
「ほんとーーー?」
女の子独特のノリ
「部活、入るの?」
「うん、バレー部。」と祥子。
千尋と千歳はミュージカルの話題で盛り上がっている。
キーンコーンカーーンコーーーン・・・
ついに本鈴がなったけれど誰も慌てない。
ふーん、そういうもんなのか。
ワコのいた中学は厳しいとは聞いていたけれど本当だったんだ。
「祥子はなんてあだ名だったの?」
「さっちゃんくらいかな。特にそういうのはないよ。」
「えー、もったいないよ。何かあだ名を考えようよ。」
「あだ名って考えるもんじゃないよ。ねえ、ワコの髪、きっと綺麗なんでしょ?今度下ろしてきてよ。」
お団子でまとめてある髪を突かれた。
「遅刻っ!!」
げっ( ̄Д ̄;!!
教室にはすでに先生がいた。国語のシェル。
「すみません。」「すみません。」「すみません。」と祥子、千歳、千尋。
「・・・」 省略・・・(^^ゞアンことワコ
「教科書持って立ってろ。」とは、先生。
「えっ!!」
他の三人が何も文句を言わないから慌てて口を押さえた。
たかが三分遅刻しただけじゃん(○`ε´○)
いや、三分も遅れてないぞっ!!
でも三人は速やかに後ろに勢ぞろいしたから、ワコもその横に立った。
本を読むときに当たって読み終わったら席につけるらしい。
千歳と祥子が先に戻った。
次は千尋。千尋って演劇部に入りたいというだけあって、本読み上手い。
ついつい千尋の声に聞きほれてしまったらシェルは
全然脈略のないところで切った。
「はい、戻って。次、鎌田。」
ええーーー( ̄□ ̄;)
っていうか、なんでワコの名前を知ってるんだろう。
もう覚えたのかな。まだ三回目くらいの授業なのに。
「あ、えっと・・・」
「あのね。次が自分だって分かっていたでしょ。」
「はあ、すみません。」
「それなのにボーーーッとして。」
「しゅみません・・・」
先生がワコの机から便覧を持ってきて頭に乗せた。
「これで立ってて。」
ええーーー(>_<)
「これで読もうか。」
ムッ(-.-)
だから、どこから?
頭の上の本は中学の時の罰則にもあったから、まあ、慣れてる。
「ここ。」
読むところ指さされた。
近い。
先生の匂いがした。
シャツの匂い?
違う、もっと人間臭い匂い。
クンクン・・・
ん? 懐かしい。
「ここから。分かる? どうかした?」
うん、どうかした(゜-゜)
「あのぉ、どこかでお会いしませんでしたか?」
「は(^^ゞ?」
素っ頓狂な先生の声に、クラスの空気がすっかり和んだ。
「あ、すみません。えっと、」
「なに、俺をデートに誘ってる?」
「へ?デ?」
バサッと頭の上の本が落ちた。
クラス笑ってるし。
「次の国語の時間も立ってたい?」
ヤダッ!!!
ヤツはまた頭の上に本を乗せやがるっ!
「異性に声をかけるのにはいい口実だよ、どこかで会いませんでしたか。」
そんなつもりじゃないってばっ!
「一時間中、立ってなさい。」
えーーーーΣ( ̄ロ ̄lll)
なんでワコだげ・・・
つまんないしーー
退屈だしーーー
センセが黒板に書いている間に窓辺に移動した。
いい陽気
風が強いのね。
窓越しにお日様〜〜〜(^^♪
昨日夜中までネットしてたしぃ・・・
ZZZZZZZ......
ZZZZZZZ......
ZZZZZZZ......
ZZZZZZZ......
「もしもし、国語、終わりましたよ。」
「え?」
バサッ!
「寝てたでしょ。」
目の前にシェル。
クラス中が大爆笑。
「寝てないですって。」
シェルか落ちた本を拾って渡してくれた。
「呼び出しね。立ったまま寝れるって器用だね。二宮金次郎も真っ青だ。」
シェルは笑って帰って行った。
「クッソ(>_<)ーーー!」本を床に叩き付けた。
「まあまあまあ。実際寝ていたわけだし。」祥子たちがなだめてくれた。
こんないい天気、寝るだろ、普通(−−〆)
あーあ、まだ四月なのに二度目のお呼び出し(>_<)
「すみません。」「すみません。」「すみません。」と祥子、千歳、千尋。
「・・・」 省略・・・(^^ゞアンことワコ
「教科書持って立ってろ。」とは、先生。
「えっ!!」
他の三人が何も文句を言わないから慌てて口を押さえた。
たかが三分遅刻しただけじゃん(○`ε´○)
いや、三分も遅れてないぞっ!!
でも三人は速やかに後ろに勢ぞろいしたから、ワコもその横に立った。
本を読むときに当たって読み終わったら席につけるらしい。
千歳と祥子が先に戻った。
次は千尋。千尋って演劇部に入りたいというだけあって、本読み上手い。
ついつい千尋の声に聞きほれてしまったらシェルは
全然脈略のないところで切った。
「はい、戻って。次、鎌田。」
ええーーー( ̄□ ̄;)
っていうか、なんでワコの名前を知ってるんだろう。
もう覚えたのかな。まだ三回目くらいの授業なのに。
「あ、えっと・・・」
「あのね。次が自分だって分かっていたでしょ。」
「はあ、すみません。」
「それなのにボーーーッとして。」
「しゅみません・・・」
先生がワコの机から便覧を持ってきて頭に乗せた。
「これで立ってて。」
ええーーー(>_<)
「これで読もうか。」
ムッ(-.-)
だから、どこから?
頭の上の本は中学の時の罰則にもあったから、まあ、慣れてる。
「ここ。」
読むところ指さされた。
近い。
先生の匂いがした。
シャツの匂い?
違う、もっと人間臭い匂い。
クンクン・・・
ん? 懐かしい。
「ここから。分かる? どうかした?」
うん、どうかした(゜-゜)
「あのぉ、どこかでお会いしませんでしたか?」
「は(^^ゞ?」
素っ頓狂な先生の声に、クラスの空気がすっかり和んだ。
「あ、すみません。えっと、」
「なに、俺をデートに誘ってる?」
「へ?デ?」
バサッと頭の上の本が落ちた。
クラス笑ってるし。
「次の国語の時間も立ってたい?」
ヤダッ!!!
ヤツはまた頭の上に本を乗せやがるっ!
「異性に声をかけるのにはいい口実だよ、どこかで会いませんでしたか。」
そんなつもりじゃないってばっ!
「一時間中、立ってなさい。」
えーーーーΣ( ̄ロ ̄lll)
なんでワコだげ・・・
つまんないしーー
退屈だしーーー
センセが黒板に書いている間に窓辺に移動した。
いい陽気
風が強いのね。
窓越しにお日様〜〜〜(^^♪
昨日夜中までネットしてたしぃ・・・
ZZZZZZZ......
ZZZZZZZ......
ZZZZZZZ......
ZZZZZZZ......
「もしもし、国語、終わりましたよ。」
「え?」
バサッ!
「寝てたでしょ。」
目の前にシェル。
クラス中が大爆笑。
「寝てないですって。」
シェルか落ちた本を拾って渡してくれた。
「呼び出しね。立ったまま寝れるって器用だね。二宮金次郎も真っ青だ。」
シェルは笑って帰って行った。
「クッソ(>_<)ーーー!」本を床に叩き付けた。
「まあまあまあ。実際寝ていたわけだし。」祥子たちがなだめてくれた。
こんないい天気、寝るだろ、普通(−−〆)
あーあ、まだ四月なのに二度目のお呼び出し(>_<)
!このたび晴れて、めでたく高校生になれたんで、
ブログを始めます。
よろしく
です。って、初めてでナンなんだけど・・・
国語の授業で立たされた・・・
がーーーーん(>_<)
ちょっと遅刻しただけでだよ。
それで立たせるか?
しかも頭の上に本のせられて。
体罰だよッ、体罰っ!!!
しかもその後呼び出しだって・・・・
すでに呼び出し二度目・・・(^^ゞ
え?
そうだよ?
新入生だよ?
何か?
(^▽^;)
(^^ゞ(^▽^;)(^^ゞ
(^^ゞ(^^ゞ(^▽^;)(^^ゞ(^^ゞ
(^^ゞ(^▽^;)(^^ゞ
(^▽^;)
友達募集中ッ!!!
よろしく(*^_^*)
翌日へ
「おはよ。」
無視っ!!
「ワコ、昨日の呼び出しは何だった?」と千尋
「ん? プリント一枚だったよ。」
昨日の呼び出し、放課後、国語の先生の住んでいる資料室へ行ったけど、たまたま忙しかったらしく、その辺りにあったプリントを一枚渡されただけだったのだ。
「じゃあ持っていこうよ、付き合ってあげる。ねえ、先生の部屋って、」
「まだやってないもん。」
「え・・・、やってないって、あんた、どうするの?」
「ん? 昼休みにでもやろうかと。」
「・・・アンちゃんって意外に大胆なんだね。もっと小心者なのかと思っていたよ。」
「え、小心者ですが。」
「どこが(−−〆)」
(^ー^* )
「ねえ、なんでそんなこと聞くの?」
「え?」
「あたしのプリントのこととか、シェルの、部屋? なんか言おうとしてたよね。」
「だって先生の部屋、行ったことないんだもん。」
「は?」
「だって先生は職員室じゃないから、用事がないと行けないじゃん。」
「・・・ひょっとして?」
「えーー、だって格好いいじゃん?」
「へーーーー(-.-)」 ああいうのが趣味なのか。
国語の先生は甲斐という。あだ名はシェル。甲斐→貝→シェル、とすこぶる簡単な理由らしいけれど全校で通じるあだ名らしい。そのシェルは学校で一番格好いいらしい。
「プリント、代わりにやってくれない?」
「小心者なんじゃなかったっけ? バレたら大変だと思うよ。」
性格悪そうだもんなあ、シェル。
昼休みにプリントをやったけれど、これ、難しいぞ。
とりあえず答えを埋めて放課後持ってった。
「汚い字。読めねえし。」
ムカッ( ̄、 ̄;) 確かに字は汚いですが。
「書き直し。」
「へ?」
「そこでやっていいから。」
書き・・・直し( ̄、 ̄;)ゞ?
「なんで(´Д`|||)?」
「早くやって。」
「はあ? だからなんで?」
「字、汚いから。」
( ̄Д ̄;; 仕方ないから書き直す。
「そんな丸い字しか書けないの?」
(−−〆)読めればいいじゃんっ! っつうか、覗くなよっ!<(`^´)>
「下手くそ。」
ムムムッ!と思うのと同時に再び懐かしいという感覚に襲われた。
なんで?
どうして懐かしいなんて思うんだろう。
やけくそでゴシゴシやったら紙が破れた。
「あ、」
先生、笑っているし。
どうしようもなくって膨れっ面でいたら「仕方ないなあ」とプリントを受け取ってくれた。
だったら最初っから、さっさと受け取ってくれっ!
「失礼します。」帰りましょう。
「ダメだよ。」
「へ?」
「ついでだから、今見てあげるから。」
えええ、いいって、迷惑だよ、やめてよって思うけれどこういう場合って基本的に生徒に選択権はない。仕方なく先生の隣に戻った。
「漢字、随分と苦手らしいね。」
分からない漢字は全部適当に埋めたもん。
「うわ、これ、殺人だよ。」
「へ?」
「傘をさす。鎌田の書いたのだと突き刺すことになっちゃうよ。傘を差すときはこれね。」
正しいのは「差す」なのだそうだ。
「誰か殺したいやつがいる?」
とりあえず、目の前のあんたを<(`^´)>
「甲斐ちゃん、楽しそうだねえ。」
「分かる?」
た、楽しいムカッ(*`Д´*)???
気付けば後ろに同居人の先生が立っていた。
おおお、よく見ればこっちも格好いい!
「こいつと同室の矢部。英語。よろしく。」
矢部先生は自分でコーヒーを入れていた。
「一年生?」
「そう。こいつ、漢字が全然できないんだもん。よく深山に入れたね。これからせいぜいいじめてあげるよ。」
( ̄Д ̄;;
漢字は、できれば、ほっといてくれ・・・
無視っ!!
「ワコ、昨日の呼び出しは何だった?」と千尋
「ん? プリント一枚だったよ。」
昨日の呼び出し、放課後、国語の先生の住んでいる資料室へ行ったけど、たまたま忙しかったらしく、その辺りにあったプリントを一枚渡されただけだったのだ。
「じゃあ持っていこうよ、付き合ってあげる。ねえ、先生の部屋って、」
「まだやってないもん。」
「え・・・、やってないって、あんた、どうするの?」
「ん? 昼休みにでもやろうかと。」
「・・・アンちゃんって意外に大胆なんだね。もっと小心者なのかと思っていたよ。」
「え、小心者ですが。」
「どこが(−−〆)」
(^ー^* )
「ねえ、なんでそんなこと聞くの?」
「え?」
「あたしのプリントのこととか、シェルの、部屋? なんか言おうとしてたよね。」
「だって先生の部屋、行ったことないんだもん。」
「は?」
「だって先生は職員室じゃないから、用事がないと行けないじゃん。」
「・・・ひょっとして?」
「えーー、だって格好いいじゃん?」
「へーーーー(-.-)」 ああいうのが趣味なのか。
国語の先生は甲斐という。あだ名はシェル。甲斐→貝→シェル、とすこぶる簡単な理由らしいけれど全校で通じるあだ名らしい。そのシェルは学校で一番格好いいらしい。
「プリント、代わりにやってくれない?」
「小心者なんじゃなかったっけ? バレたら大変だと思うよ。」
性格悪そうだもんなあ、シェル。
昼休みにプリントをやったけれど、これ、難しいぞ。
とりあえず答えを埋めて放課後持ってった。
「汚い字。読めねえし。」
ムカッ( ̄、 ̄;) 確かに字は汚いですが。
「書き直し。」
「へ?」
「そこでやっていいから。」
書き・・・直し( ̄、 ̄;)ゞ?
「なんで(´Д`|||)?」
「早くやって。」
「はあ? だからなんで?」
「字、汚いから。」
( ̄Д ̄;; 仕方ないから書き直す。
「そんな丸い字しか書けないの?」
(−−〆)読めればいいじゃんっ! っつうか、覗くなよっ!<(`^´)>
「下手くそ。」
ムムムッ!と思うのと同時に再び懐かしいという感覚に襲われた。
なんで?
どうして懐かしいなんて思うんだろう。
やけくそでゴシゴシやったら紙が破れた。
「あ、」
先生、笑っているし。
どうしようもなくって膨れっ面でいたら「仕方ないなあ」とプリントを受け取ってくれた。
だったら最初っから、さっさと受け取ってくれっ!
「失礼します。」帰りましょう。
「ダメだよ。」
「へ?」
「ついでだから、今見てあげるから。」
えええ、いいって、迷惑だよ、やめてよって思うけれどこういう場合って基本的に生徒に選択権はない。仕方なく先生の隣に戻った。
「漢字、随分と苦手らしいね。」
分からない漢字は全部適当に埋めたもん。
「うわ、これ、殺人だよ。」
「へ?」
「傘をさす。鎌田の書いたのだと突き刺すことになっちゃうよ。傘を差すときはこれね。」
正しいのは「差す」なのだそうだ。
「誰か殺したいやつがいる?」
とりあえず、目の前のあんたを<(`^´)>
「甲斐ちゃん、楽しそうだねえ。」
「分かる?」
た、楽しいムカッ(*`Д´*)???
気付けば後ろに同居人の先生が立っていた。
おおお、よく見ればこっちも格好いい!
「こいつと同室の矢部。英語。よろしく。」
矢部先生は自分でコーヒーを入れていた。
「一年生?」
「そう。こいつ、漢字が全然できないんだもん。よく深山に入れたね。これからせいぜいいじめてあげるよ。」
( ̄Д ̄;;
漢字は、できれば、ほっといてくれ・・・
昨日立たされた国語のセンセの嫌がらせプリント、
嫌いな漢字のプリントでとっても難しかったぁぁ(>_<)
傘は「差す」んだって。
「刺す」って書いたら、「殺人だ」と笑われたo( ̄^ ̄o)彡
「殺したい奴、いる?」って聞かれたから、
と言うのを我慢した(*^_^*)
ちょっと大人になったかな、と思った今日(*^_^*)
翌日へ
「おはよ。」
いつもの広瀬を無視っ!!
「アンちゃんも演劇部に入ろうよ。」
理科室からゆっくりと教室へ戻る。
ハイジこと野口千尋と、アニーこと春日千歳は演劇部に入ったらしい。
「私はピアノやってて、早く帰らないといけないんだ。」
「ああ、ワコは上手だもんね。」と千歳。
「え? 聞いたことあるの?」
「私も音楽学院なんだよ、知らなかった?」
「あ、そうなんだ。」
知らなかったよ。
「ワコと琴音さんの演奏はよく聞いた。ワコって高音部、綺麗だよね。」
「あ、そう(*^_^*)?」
「ちなみに青木陽子も同じ音楽学院だよ。知ってる?」
「うん、陽子さんのお姉さんがらみで。」
「さくらさんともよく共演していたもんね。」
詳しいなあ。
「ワコちゃんは音楽の道に進むの?」と千尋。
「いや、まだ何も決めてないよ。」
一瞬、千歳に睨まれたような気がした。
千歳の横顔を覗きながら教室に入ったら千歳の顔が固まった。
何?
「また、君たち?」
(−−〆)
いつもの広瀬を無視っ!!
「アンちゃんも演劇部に入ろうよ。」
理科室からゆっくりと教室へ戻る。
ハイジこと野口千尋と、アニーこと春日千歳は演劇部に入ったらしい。
「私はピアノやってて、早く帰らないといけないんだ。」
「ああ、ワコは上手だもんね。」と千歳。
「え? 聞いたことあるの?」
「私も音楽学院なんだよ、知らなかった?」
「あ、そうなんだ。」
知らなかったよ。
「ワコと琴音さんの演奏はよく聞いた。ワコって高音部、綺麗だよね。」
「あ、そう(*^_^*)?」
「ちなみに青木陽子も同じ音楽学院だよ。知ってる?」
「うん、陽子さんのお姉さんがらみで。」
「さくらさんともよく共演していたもんね。」
詳しいなあ。
「ワコちゃんは音楽の道に進むの?」と千尋。
「いや、まだ何も決めてないよ。」
一瞬、千歳に睨まれたような気がした。
千歳の横顔を覗きながら教室に入ったら千歳の顔が固まった。
何?
「また、君たち?」
(−−〆)
教室には、いるべきはずの優しい古典のおじいちゃん先生ではなくて、あの格好いいけど性格悪そうなシェルが立っていた。
「三人でまた立っていてください。それとも何か一発芸でも披露してくれる?」
一発芸?
何を言うておるのじゃ。
芸人じゃないやいっ!!
おとなしく立ってよう。
それにしても意地悪な顔だ。
二人とも当然立っているだろうと思ったら、「ワコっ!」と腕を引っ張られて廊下。
「はいぃ(〃゚д゚;?」
千歳も千尋もかなり強引に引っ張る。
「何(;^_^?」
「一発芸(*^_^*)」
「はあ(〃゚д゚;?」
「だって腹が立つもん。」
千歳は負けず嫌いの性格らしい。
「うんうん、」千尋も勝気な性格ですか?
っていうか、千尋はシェルが好きなんじゃなかったっけ。
「目立つチャンスじゃん(^^)」とは千尋。
目立つって、シェルに対してかい。前向きだねえ(;´▽`
「だからって、一発芸って宴会じゃないんだから。先生だって冗談で言っただけだって。まさか一時間立たされるってことはないよ。遅刻したのは私たちなんだし、ちょっと辛抱しようよ。」
「甘いっ!この間あんたは一時間立っていたでしょ!」
はあ、確かに。寝てたけど(^^ゞ
先生は何事もなかったように授業を続けている。
広瀬だけが心配そうにワコを見ていた。ベーーだっ!!!
「アン、この和歌だけ覚えなっ!」
ワコが広瀬を見ている間に二人はさっさと出し物を決めたらしい。
なんだろ、この和歌。
千尋がティッシュに強引に鉛筆で書いてくれた。
ちひろとも、いかでかしらぬ・・・苦手だ、和歌。
「ねえ、一発芸って、和歌の披露会?」
「いんにゃ。」
二人は意味ありげにワコを見た。
「大丈夫、一つとっておきの見世物がある。」
とっておきの見世物ってなんだろう(;^_^A
千歳と千尋は二人で内緒話をしていて、二人の間では理解できているらしい。
思えば千尋も千歳もめでたい名前だなあと出し物のことをすっかり二人に任せていた。
「大丈夫、私、暗記しているから。」
「じゃ、私、源氏のセリフをやるから。」
ということは『源氏物語』ですか。国語の授業にふさわしいですなあ。
「ワコ、覚えた?」
「待って、手に書く。」
すぐさま教室の中からペンが飛んできた。
頭に当たったけど(;^_^A
「いい? 私の歌が終わったら、あんたはその歌だけかわいく歌いなさい、分かった?」
「はいっ!」
「準備は出来た?」
「三人でまた立っていてください。それとも何か一発芸でも披露してくれる?」
一発芸?
何を言うておるのじゃ。
芸人じゃないやいっ!!
おとなしく立ってよう。
それにしても意地悪な顔だ。
二人とも当然立っているだろうと思ったら、「ワコっ!」と腕を引っ張られて廊下。
「はいぃ(〃゚д゚;?」
千歳も千尋もかなり強引に引っ張る。
「何(;^_^?」
「一発芸(*^_^*)」
「はあ(〃゚д゚;?」
「だって腹が立つもん。」
千歳は負けず嫌いの性格らしい。
「うんうん、」千尋も勝気な性格ですか?
っていうか、千尋はシェルが好きなんじゃなかったっけ。
「目立つチャンスじゃん(^^)」とは千尋。
目立つって、シェルに対してかい。前向きだねえ(;´▽`
「だからって、一発芸って宴会じゃないんだから。先生だって冗談で言っただけだって。まさか一時間立たされるってことはないよ。遅刻したのは私たちなんだし、ちょっと辛抱しようよ。」
「甘いっ!この間あんたは一時間立っていたでしょ!」
はあ、確かに。寝てたけど(^^ゞ
先生は何事もなかったように授業を続けている。
広瀬だけが心配そうにワコを見ていた。ベーーだっ!!!
「アン、この和歌だけ覚えなっ!」
ワコが広瀬を見ている間に二人はさっさと出し物を決めたらしい。
なんだろ、この和歌。
千尋がティッシュに強引に鉛筆で書いてくれた。
ちひろとも、いかでかしらぬ・・・苦手だ、和歌。
「ねえ、一発芸って、和歌の披露会?」
「いんにゃ。」
二人は意味ありげにワコを見た。
「大丈夫、一つとっておきの見世物がある。」
とっておきの見世物ってなんだろう(;^_^A
千歳と千尋は二人で内緒話をしていて、二人の間では理解できているらしい。
思えば千尋も千歳もめでたい名前だなあと出し物のことをすっかり二人に任せていた。
「大丈夫、私、暗記しているから。」
「じゃ、私、源氏のセリフをやるから。」
ということは『源氏物語』ですか。国語の授業にふさわしいですなあ。
「ワコ、覚えた?」
「待って、手に書く。」
すぐさま教室の中からペンが飛んできた。
頭に当たったけど(;^_^A
「いい? 私の歌が終わったら、あんたはその歌だけかわいく歌いなさい、分かった?」
「はいっ!」
「準備は出来た?」
「『源氏物語』から一節を。ワコはここに立って。」
千歳が自分の櫛を出してきた。櫛を使うのか。なんだろ。
「春日さんが源氏の役、鎌田さんが源氏の、いずれ奥さんになる若紫の役です。葵祭りに出かける前に取り交わされた会話です。」
千尋がたまに古語も取り入れながら解説。
よく通る声だし説明も分かりやすい。
演劇部に入るだけあるなあ。
みんなの前に立っていることも忘れて千尋の話に聞き入ってしまった。
「あなたの髪は私が梳いてあげましょう。」
「うわっ!」
「おおっ!」
ワコの悲鳴とクラスのざわめきは同時だった。
見世物ってこれ(@_@;)?
千歳がワコのお団子ヘアをくずしたのだ。
人の髪を見世物にするなっ!
っつうか、
どおしよお(´Д`|||) オロオロ・・・
いつもポニーテールにしてそこから三つ編みをして巻いてあるのだ。思わず流れ落ちる髪を止めようとした手を千歳に捕まれた。
「こんな美しい髪を、何を恥ずかしがっておいでです?」
「ううぅぅぅわ、あたしそんな気ないって(>_<)」
「そんな気って、どんな気だよっ!!!」と野次馬!
ゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラッ
やんや、やんやのクラス爆笑だし、って当たり前???
千歳はすっかり戸惑っているワコにニヤリと微笑みかけると、クルッとワコを横向きにさせた。
みんなに見えるように髪を手でさらさらっと・・・
「ちょっ、ちょっ、ちょっ・・・」
「恥ずかしがんないの。」
ゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラッ
あーァ( ´△`)
「サラサラだよ。」
「長いね。」
「生の黒髪だよ。今は貴重品だよね。」
生のって、天然記念物かよっ!!!
恥ずかしい( ´△`)
千歳はおかまいなしで、本当に梳いてるし。
「なんと豊かな髪でしょう。」
「へ( ´△`)?」
宝塚かいッ!!
確かに豊かな髪ですがクラスのみんなの前で下ろすのは実は今が初めてなのだ。
恥じかしぃ(>_<)
「長い髪の人でも額の髪は短いのに、あなたは後れ毛が少しも無いね。ちょっと淋しいな。」
それワコのことじゃん。ワコの髪は腰までのストレート。前髪も作ってない。それって本当に源氏の話?
「はかりなき、千尋の底のみぶるさの、
生ふゆく末は、われのみぞ見ん」
千歳が肩をポンと叩いた。
おっと、ワコの番だ。
「ちひろとも、いかでか知らぬ、さだめなく・・・」
えっと、えっと、えっと・・・
「満ち干る潮の、のぞけからぬに」
「以上です。」
パチパチパチパチッパチパチパチパチッ
「短時間でよくそこまでできました。『源氏物語』の『葵』からだね。春日、今の和歌の解説をしてください。」
「あなたの黒髪が美しく伸びていくのを、私がいつまでも見守りましょう。つまりいつまでもお世話していく、結婚を意識している歌です。」
「結構。次、鎌田。」
「えええぇぇ!」
知らんがな(>_<)
千尋と千歳が助け舟を出そうとしたのを先生が意地悪い顔で制した。
くぅぅぅぅーーー、
てめーー、
ぜってーー彼女、
いねーーーだろっ!!!
「ちひろとも、ちひろって千尋ちゃんで、」
えっと、いかでか知らぬさだめなく、さだめなく、は決まっていない。
「千尋ちゃんは決まっていない。」
「何が?」
「彼氏(*^_^*)!」
「アホか。」パッコーーンッッ!!!
「痛いッ(`Д´)!!」
千歳が吹き出して、千尋が「バ〜カ、違うよ、」と呟いた。
どーせバカだよ・・・(`Д´)
千歳が自分の櫛を出してきた。櫛を使うのか。なんだろ。
「春日さんが源氏の役、鎌田さんが源氏の、いずれ奥さんになる若紫の役です。葵祭りに出かける前に取り交わされた会話です。」
千尋がたまに古語も取り入れながら解説。
よく通る声だし説明も分かりやすい。
演劇部に入るだけあるなあ。
みんなの前に立っていることも忘れて千尋の話に聞き入ってしまった。
「あなたの髪は私が梳いてあげましょう。」
「うわっ!」
「おおっ!」
ワコの悲鳴とクラスのざわめきは同時だった。
見世物ってこれ(@_@;)?
千歳がワコのお団子ヘアをくずしたのだ。
人の髪を見世物にするなっ!
っつうか、
どおしよお(´Д`|||) オロオロ・・・
いつもポニーテールにしてそこから三つ編みをして巻いてあるのだ。思わず流れ落ちる髪を止めようとした手を千歳に捕まれた。
「こんな美しい髪を、何を恥ずかしがっておいでです?」
「ううぅぅぅわ、あたしそんな気ないって(>_<)」
「そんな気って、どんな気だよっ!!!」と野次馬!
ゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラッ
やんや、やんやのクラス爆笑だし、って当たり前???
千歳はすっかり戸惑っているワコにニヤリと微笑みかけると、クルッとワコを横向きにさせた。
みんなに見えるように髪を手でさらさらっと・・・
「ちょっ、ちょっ、ちょっ・・・」
「恥ずかしがんないの。」
ゲラゲラゲラゲラッゲラゲラゲラゲラッ
あーァ( ´△`)
「サラサラだよ。」
「長いね。」
「生の黒髪だよ。今は貴重品だよね。」
生のって、天然記念物かよっ!!!
恥ずかしい( ´△`)
千歳はおかまいなしで、本当に梳いてるし。
「なんと豊かな髪でしょう。」
「へ( ´△`)?」
宝塚かいッ!!
確かに豊かな髪ですがクラスのみんなの前で下ろすのは実は今が初めてなのだ。
恥じかしぃ(>_<)
「長い髪の人でも額の髪は短いのに、あなたは後れ毛が少しも無いね。ちょっと淋しいな。」
それワコのことじゃん。ワコの髪は腰までのストレート。前髪も作ってない。それって本当に源氏の話?
「はかりなき、千尋の底のみぶるさの、
生ふゆく末は、われのみぞ見ん」
千歳が肩をポンと叩いた。
おっと、ワコの番だ。
「ちひろとも、いかでか知らぬ、さだめなく・・・」
えっと、えっと、えっと・・・
「満ち干る潮の、のぞけからぬに」
「以上です。」
パチパチパチパチッパチパチパチパチッ
「短時間でよくそこまでできました。『源氏物語』の『葵』からだね。春日、今の和歌の解説をしてください。」
「あなたの黒髪が美しく伸びていくのを、私がいつまでも見守りましょう。つまりいつまでもお世話していく、結婚を意識している歌です。」
「結構。次、鎌田。」
「えええぇぇ!」
知らんがな(>_<)
千尋と千歳が助け舟を出そうとしたのを先生が意地悪い顔で制した。
くぅぅぅぅーーー、
てめーー、
ぜってーー彼女、
いねーーーだろっ!!!
「ちひろとも、ちひろって千尋ちゃんで、」
えっと、いかでか知らぬさだめなく、さだめなく、は決まっていない。
「千尋ちゃんは決まっていない。」
「何が?」
「彼氏(*^_^*)!」
「アホか。」パッコーーンッッ!!!
「痛いッ(`Д´)!!」
千歳が吹き出して、千尋が「バ〜カ、違うよ、」と呟いた。
どーせバカだよ・・・(`Д´)
結局あの後、センセにさんざんバカにされ、ついでにワコだけ呼び出し(>_<)
放課後。
「ごめんね、ワコ。」と千歳と千尋。
「いいよ、別に・・・」 今さら・・・
「ついてこうか?」
「演劇部、あるんでしょ?」
「もう少し上手に、適当に解説つけるとかさあ。」
ギロッ( ̄∩ ̄#
「まあまあまあ、ワコ」
「あーあ、深山なんて来るんじゃなかった。」
「ここは難しくって、来たいからって来られる学校じゃないんだし。そういうことは言わないほうがいいよ。」
そうなんだけど・・・
「でもシェルに、毎回のように呼び出しだよ?」
「呼び出されるようなこと、してるわけだし。」
「いいや、これはいじめだっ!」
「ワコ、いじめだなんて・・・」
これがいじめでないと言う気か?
「三人で遅刻して、三人で一発芸やった。」
「まあ、そうなんだけれど・・・」
ほら、いじめじゃないかっ!!
「『源氏物語』なんて知らないよ。よく二人は知ってるねえ。」
「演劇部に漫画があったし、ちょうどあそこの部分の台本があったし。」
あ、そっ。
「私も演劇部に入ればよかったかしら。」
「今から入ろうよ(*^_^*)」
「今から呼び出しだよっ!(>_<)」
三人で遅刻して三人で一発芸をやったのに、なんでワコだけ呼び出しなんだ?
本当に深山高校なんて来なけりゃよかったかも。
かといってあのままエスカレーター式で百瀬の高校に行っていたら、
ワコはまたいじめられていたのかな。
ワコの過去を誰も知らない高校にさえ行けば、もう誰もワコのことをいじめないと思っていた。
だから頑張って勉強して、滅多じゃ受かれない難関校に挑戦した。
予想通り同じ中学からは誰も来なかった、広瀬以外は。
広瀬はワコの過去を知っているけれど、誰にも話さない。
今回のシェルのいじめまがいは純粋に自分のせい?
つまりいじめられるのは自分に原因がある?
さすがに落ち込むなあ。
呼び出し、何度目だろう。
昨日はプリントを持ってきただけでいじめられなかったか。
一昨日は、寝てて呼び出しか。
その前はボーッとしてて呼び出されたなあ。入学早々気が緩んでるって。そりゃ、緩むって。受験勉強、結構頑張ったし、やっと入ったんだし、あとは遊ぶだけじゃん?
資料室のドアを目の前にしてため息。目をギュッと閉じてお祈り。
「(≧ヘ≦) マリア様、お助けください。」
にわかクリスチャンになるのは大得意(^^ゞ
十字を切って、エイヤッ!!っと・・・入りたくない(^^ゞ
「すみません、入りたいんですけれど。」
(^▽^;)?
「入れてもらっていいかな、っていうか、また来たの?」
同室の格好いい矢部先生がドアを開けてくれた。どうやら2年の担当らしくてワコのクラスの授業はないけれど。シェルは仕事中のようだ。
放課後。
「ごめんね、ワコ。」と千歳と千尋。
「いいよ、別に・・・」 今さら・・・
「ついてこうか?」
「演劇部、あるんでしょ?」
「もう少し上手に、適当に解説つけるとかさあ。」
ギロッ( ̄∩ ̄#
「まあまあまあ、ワコ」
「あーあ、深山なんて来るんじゃなかった。」
「ここは難しくって、来たいからって来られる学校じゃないんだし。そういうことは言わないほうがいいよ。」
そうなんだけど・・・
「でもシェルに、毎回のように呼び出しだよ?」
「呼び出されるようなこと、してるわけだし。」
「いいや、これはいじめだっ!」
「ワコ、いじめだなんて・・・」
これがいじめでないと言う気か?
「三人で遅刻して、三人で一発芸やった。」
「まあ、そうなんだけれど・・・」
ほら、いじめじゃないかっ!!
「『源氏物語』なんて知らないよ。よく二人は知ってるねえ。」
「演劇部に漫画があったし、ちょうどあそこの部分の台本があったし。」
あ、そっ。
「私も演劇部に入ればよかったかしら。」
「今から入ろうよ(*^_^*)」
「今から呼び出しだよっ!(>_<)」
三人で遅刻して三人で一発芸をやったのに、なんでワコだけ呼び出しなんだ?
本当に深山高校なんて来なけりゃよかったかも。
かといってあのままエスカレーター式で百瀬の高校に行っていたら、
ワコはまたいじめられていたのかな。
ワコの過去を誰も知らない高校にさえ行けば、もう誰もワコのことをいじめないと思っていた。
だから頑張って勉強して、滅多じゃ受かれない難関校に挑戦した。
予想通り同じ中学からは誰も来なかった、広瀬以外は。
広瀬はワコの過去を知っているけれど、誰にも話さない。
今回のシェルのいじめまがいは純粋に自分のせい?
つまりいじめられるのは自分に原因がある?
さすがに落ち込むなあ。
呼び出し、何度目だろう。
昨日はプリントを持ってきただけでいじめられなかったか。
一昨日は、寝てて呼び出しか。
その前はボーッとしてて呼び出されたなあ。入学早々気が緩んでるって。そりゃ、緩むって。受験勉強、結構頑張ったし、やっと入ったんだし、あとは遊ぶだけじゃん?
資料室のドアを目の前にしてため息。目をギュッと閉じてお祈り。
「(≧ヘ≦) マリア様、お助けください。」
にわかクリスチャンになるのは大得意(^^ゞ
十字を切って、エイヤッ!!っと・・・入りたくない(^^ゞ
「すみません、入りたいんですけれど。」
(^▽^;)?
「入れてもらっていいかな、っていうか、また来たの?」
同室の格好いい矢部先生がドアを開けてくれた。どうやら2年の担当らしくてワコのクラスの授業はないけれど。シェルは仕事中のようだ。
「ドアに向かって祈っていたよ。最短記録じゃない?
呼び出し3回、まだ授業始まって1週間ほど。
また怒られるようなことしたの?」
「いいや、それほどのことでもないと思うけれどね。
ちゃんと出来た生徒との差をつけないと。」
そういうことですか(>_<)・・・
「祈っている姿はなかなか様になっていたけれど。」
「鎌田は百瀬中の出身でしょ。
お祈りは身についているはずだよ。
百瀬だから百瀬高校に行けばいいのに。
あっちだってレベル低いわけじゃないし。
たまに迷える子羊が排出されてウロウロするんだよね。」
「・・・・・・」
そうだよね。
深山高校、ワコには場違いなんだよね。
こんな呼び出しばっかの生徒、出来が悪くて邪魔だよね。
やっぱり百瀬でいじめられてるのがワコには似合ってるんだ。
きっと入試に受かったのだって、間違いだったんだ。
明日になったら校長室とかに呼び出されて、
「鎌田さん、ごめんね、実は入試に採点ミスがあって、ホントは不合格なんだ。明日から来ないでね。」
なーーんて言われちゃったりして。
もともと中学の先生たちはとても受かるとは思えないって言ってたもんな。
そしたらワコ、ガッコ、もう来ないから、呼び出しもしなくていいね。
「おい、甲斐、」
矢部先生が甲斐先生にワコを見ろと指さしてる。
矢部先生って優しいなあ。
「冗談だよ、この先生は口がとっても悪いんだ。いちいち気にしてたら卒業まで持たないよ。」
いいよ、別に・・・もう、どうでも・・・
シェルがワコのことを真剣な眼差しで覗きこんできた。
「ごめん、傷ついた? 何に傷ついた? 俺、変なこと言った?」
「今の文脈だと百瀬高校にいればいい、つまり深山にくるな、みたいなこと。この学校に来たら迷惑だ、みたいな?」
「そうなの? ゴメンよ。ただの冗談だよ。俺は君がこの高校に来てくれて本当に嬉しいよ。」
・・・今さら・・・
「本当に嬉しいんだけどなあ。どうすれば分かってもらえるかなあ。そうだ、こんな風に歓迎すればいいかな?」
シェルが立ち上がって両手を広げて抱きついてくる???
「うわあ」
「本当に歓迎しているんだけどな。」
「うん。」と矢部先生。
「分かった?まだ分かんない? 俺、教師だからねえ。分からないというなら、分かるまできちんと教えてあげないとねえ。分かるまで抱いててあげるよ。」
へ(〃゚д゚;
シェルは抱きついてこようとする。
「分かった、分かった、分かったって・・・」
二人のセンセは大いに笑っていた。
「気分直った?はい、プリント。面倒だからここでやって帰ってね。」
プリントはあるんかい・・・o( ̄^ ̄o)
プリントを見てみた。全部漢字の読みじゃん、これならなんとかなるかな。って無理っ!難しいのばっかりじゃん。
「明日までに全部覚えなさいね。」
「なんで?」
「知らないより知っているほうがいいでしょ。何も知らないお馬鹿さんよりはいいでしょ。」 それはそうだけど。
例えば東雲。ひがしくも? とううん?
「書けるようにしろとは言わないから、明日の放課後までに読めるようにね。」
「なんで私だけ?」
「どうせみんないつかはやるよ。先にやってあげるだけ。罰は罰だけれど先にやれるだけ特と思ってほしいな。」
んーー、そうなのかあ?
不満も残るが読みだけなので承諾することにした。
ところで、だ。
「どうして先生が古典の時間にいらしたんですか?」
「古典の先生がお休みで、代わったの。」
ふーん。
「あの、もう一つ質問していいですか?」
「何?」
「あの、本当に、デート誘っているわけじゃなくって、」
矢部先生がデートという言葉に反応している。
「どこかでお会いしてませんか? なんか引っかかるんです、先生の事。」
「ひ・み・つ。」
秘密?
呼び出し3回、まだ授業始まって1週間ほど。
また怒られるようなことしたの?」
「いいや、それほどのことでもないと思うけれどね。
ちゃんと出来た生徒との差をつけないと。」
そういうことですか(>_<)・・・
「祈っている姿はなかなか様になっていたけれど。」
「鎌田は百瀬中の出身でしょ。
お祈りは身についているはずだよ。
百瀬だから百瀬高校に行けばいいのに。
あっちだってレベル低いわけじゃないし。
たまに迷える子羊が排出されてウロウロするんだよね。」
「・・・・・・」
そうだよね。
深山高校、ワコには場違いなんだよね。
こんな呼び出しばっかの生徒、出来が悪くて邪魔だよね。
やっぱり百瀬でいじめられてるのがワコには似合ってるんだ。
きっと入試に受かったのだって、間違いだったんだ。
明日になったら校長室とかに呼び出されて、
「鎌田さん、ごめんね、実は入試に採点ミスがあって、ホントは不合格なんだ。明日から来ないでね。」
なーーんて言われちゃったりして。
もともと中学の先生たちはとても受かるとは思えないって言ってたもんな。
そしたらワコ、ガッコ、もう来ないから、呼び出しもしなくていいね。
「おい、甲斐、」
矢部先生が甲斐先生にワコを見ろと指さしてる。
矢部先生って優しいなあ。
「冗談だよ、この先生は口がとっても悪いんだ。いちいち気にしてたら卒業まで持たないよ。」
いいよ、別に・・・もう、どうでも・・・
シェルがワコのことを真剣な眼差しで覗きこんできた。
「ごめん、傷ついた? 何に傷ついた? 俺、変なこと言った?」
「今の文脈だと百瀬高校にいればいい、つまり深山にくるな、みたいなこと。この学校に来たら迷惑だ、みたいな?」
「そうなの? ゴメンよ。ただの冗談だよ。俺は君がこの高校に来てくれて本当に嬉しいよ。」
・・・今さら・・・
「本当に嬉しいんだけどなあ。どうすれば分かってもらえるかなあ。そうだ、こんな風に歓迎すればいいかな?」
シェルが立ち上がって両手を広げて抱きついてくる???
「うわあ」
「本当に歓迎しているんだけどな。」
「うん。」と矢部先生。
「分かった?まだ分かんない? 俺、教師だからねえ。分からないというなら、分かるまできちんと教えてあげないとねえ。分かるまで抱いててあげるよ。」
へ(〃゚д゚;
シェルは抱きついてこようとする。
「分かった、分かった、分かったって・・・」
二人のセンセは大いに笑っていた。
「気分直った?はい、プリント。面倒だからここでやって帰ってね。」
プリントはあるんかい・・・o( ̄^ ̄o)
プリントを見てみた。全部漢字の読みじゃん、これならなんとかなるかな。って無理っ!難しいのばっかりじゃん。
「明日までに全部覚えなさいね。」
「なんで?」
「知らないより知っているほうがいいでしょ。何も知らないお馬鹿さんよりはいいでしょ。」 それはそうだけど。
例えば東雲。ひがしくも? とううん?
「書けるようにしろとは言わないから、明日の放課後までに読めるようにね。」
「なんで私だけ?」
「どうせみんないつかはやるよ。先にやってあげるだけ。罰は罰だけれど先にやれるだけ特と思ってほしいな。」
んーー、そうなのかあ?
不満も残るが読みだけなので承諾することにした。
ところで、だ。
「どうして先生が古典の時間にいらしたんですか?」
「古典の先生がお休みで、代わったの。」
ふーん。
「あの、もう一つ質問していいですか?」
「何?」
「あの、本当に、デート誘っているわけじゃなくって、」
矢部先生がデートという言葉に反応している。
「どこかでお会いしてませんか? なんか引っかかるんです、先生の事。」
「ひ・み・つ。」
秘密?
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